DIR EN GREY「The Insulated World」

私がもう17年くらい、本命バンドとして大好きなDIR EN GREY(ディル アン グレイ、と読みます)の新譜「The Insulated World」が2018年9月26日にリリースされました…!

もう、アー写の時点で最高にカッコいい…!!震えました、これを見た時には…!

そしてアルバム。以下は「完全生産限定盤」です。

3年9か月ぶりの新譜というのも嬉しいのですが、リリース日前日には、音源は店頭に並びます。

そのリリース前日の9月25日は私の誕生日でもあるので、「自分の誕生日に大好きなバンドの音源が手に入って聴けるんだ…!」ということが、本当に嬉しくてとっても楽しみにしていました。


先行して公式Youtubeでも「全曲10秒試聴」というものがアップされましたが、ぐっと我慢して当日を待ちました。


その私が我慢したYoutube動画がこちら。

こんな音楽やってます、DIR EN GREY。

リリース日前日、音源購入可能日には新宿タワーレコードで

  • その瞬間までメンバーの誰が来るか分からない
  • 購入したCDジャケットにサインを入れてくれる

というインストアイベントがあり、それにも参加しました。

ちなみにインストアイベント券をGETするためには指定された日に事前予約が必要で、3時間ほど並びました…。

ジャケットに入れて頂いたサインは、この記事の最後にお見せします。


新譜購入日のお約束行動

「本当に好きで音源を早く聴きたいと思う作品」がリリースされると、「早く聴きたい」ですよね。

私はそんな作品がリリースされると、こんなことをします。

  1. いつもは使っていないポータブルCDプレイヤーを持参
  2. 会社を早退(学生時代だったらバイトをその日には入れない)
  3. 16時にはCDショップに到着できるようお店に向かう
  4. 作品を購入(勿論、事前に予約もしておきます)
  5. 手近なお店に入って(または帰りの電車の中で)、すぐにCDを聴く

今回も例外ではありません。


この日は先述のよう、インストアイベントがありました。

先述のよう、DIR EN GREYのインストアイベントには、メンバーの誰が来るかは不明。

そのメンバーが登場して初めて分かるというものです。

とはいえ、メンバー宛の手紙は預かってくれるんですよね。


私はDIR EN GREYの中で一番大好きなメンバーがギターであり、メインコンポーザーでもあり、バンドのリーダーでもある薫さんです。


「アルバムを聴いた第一印象は1回しかない。

 だからこそ、その第一印象を大好きな薫さんに届けたい!」

と思っていました。


なので、曲名を印刷しておいた便箋を用意して(笑)、早速近くのカフェでCDを聴きながら1曲の感想を3行~4行程度で書いていき、インストアイベントで無事に手紙を預けてきました。


自分でもその届けた内容は保管しておきたかったのですが、コピーを取ってくる時間がなかったので、スマホカメラで撮っておきました。

普段、ライブの時にも前回見たライブの感想や、日頃の応援したい気持ちなどを書いた手紙を薫さん宛てに出すんですよね、それこそライブに行く都度、毎回。


それでも自分で書いたものを保管しておきたいと思ったのは今回が初めてなので、それくらい、私にとって「The Insulated World」は「最高だな…!」と思える作品のように感じています。


その手紙さえ出せれば、インストアイベントにはどなたが来てもいいんですよね。

さらに今回は、しっかりと自分の言葉、口頭でメンバーの誰かにフレッシュな感想を伝えられることが出来るタイミングだったのが嬉しかったです…!


ブログマガジン「TheThe Day」


そしてその薫さんは、月に2回「TheThe Day」というブログマガジンを発行しています。

簡単に言うと、「続きを読むには有料です」というブログを月2回(第2・第4金曜日)に更新していますよ、ということです。


が。

9月26日「The Insulated World」の発売を記念して、更新日ではないですが、「無料配信号」として、「TheThe Day Vol.62」が配信されています。


そちらはどなたでも読むことが出来ますので、ご興味のある方も、ない方も(笑)、お時間のある方は一度、薫さん発信の「TheThe Day」をご覧になって下さい。


リンクを貼っておきます。

踏め、絶対にリンクは踏め。

そして、迂闊にも登録&バックナンバーの購入をしてくれ…!(何で命令形なのか(笑))



ちなみに無料配信号でもある「Vol.62」の中で、「撮って撮られ」が2回出てくるのが、私としては妙に面白かったりしました(笑)。

この「撮って撮られ」が何のことなのかを知りたい方も、ぜひ、無料配信号の「TheThe Day Vol.62」をご覧くださいませ…!


第二印象以降での全曲の感想

DIR EN GREY 10枚目のアルバム「The Insulated World」の第一印象はすでに私の中では生まれて来ない、それは私の中では「然るべき相手」に、そして私なりに一番納得できる手段で届けたつもりで…。


その複写は持っているとはいえ、それを敢えて今は読み返さずに、もう「何度目か」を聴いての感想を書いてみます。

言葉が明確になっているため、やたら長いと思うので、ゆっくりと、または適当にお付き合いいただければ幸いです。



アルバム全体・音の感想

アルバム全体としての音の立体感がすっごいなぁって思うんですよね。

すべての曲にしっかりと「陰影」がある立体感を感じるんですよね。


これまでのDIR EN GREY、特に8thの「DUM SPIRO SPERO」は音の立体感を、「様々な音を複雑に入れ込んで、混沌としたサウンドとして立体感を出す」という、立体感というよりも構築感というか、ずっしり、ぎっしりと音を詰めての立体感があったように思うんです。


この「The Insulated World」は、1曲目が始まった瞬間、


「とにかく音がデカい!」


という印象があったんです。


でもそれは出力が大きいってことじゃなくて…。

音を可能な限り間引いて、その中で音を鳴らすことで「響かせる」というか、空洞の中での【共鳴】で音が広がっていくような、音の大きさっていうのかな。


それでもお互いに共鳴が邪魔していない、しっかりとお互いの音がお互いを際立たせているようなサウンドだなって思いました。


なので、音の「種類」という面から言えばシンプルなのかもしれない。


でも、しっかりと空間の中に音を響かせることで、全体に陰影をつけているからこそ、めっちゃくちゃ立体感があるように感じるんですよね。


音の「種類」は少ないかもしれないけど、リフなど聴いていると「あ、この曲は楽器隊、相当忙しそうだな」っていうものは感じますよね(^-^;

だからこそ、陰影がある立体を感じるようにも思えています。


なかなか、こういうサウンドを「CD」という媒体で聴かせてくれるバンド、いない気がするんですよ。

しかもそれを。

誰もが普通に使っている家庭用の音楽再生機で味わえる、再現できるんですよね。


勿論それには技術の進化もあると思うけど…。

「こういう音にしたい」などは、バンド側が最終的に詰めていくものなのですし、DIR EN GREYは薫さんが音作りにも自ら参加して仕上げているんですよね。


以前配信されたブログマガジンの中にも「うわ、この言葉は最高にカッコいいし、職人だわ…」と感じる言葉もあって…。

(なので本当に迂闊にブログマガジンに登録、バックナンバーの購入もして欲しいです)


曲の構成だったり展開などだけではなく「聴こえ方」にもこだわり抜いているからこそ、こんなカッコいいサウンドがCDでも、家庭用音楽機器でもカッコよく、再現可能なんですよね。


ちなみに私が聴いた機器なんて、以下のものですよ。

  • 20年以上前に買った、ポータブルCDプレイヤー
  • iTunesに取り込んでスマホにコピーした音楽データ(圧縮している)
  • 2,000円程度のイヤホン
  • NECノートPCのDVD-Rドライブ
  • YAHAMAサウンドのスピーカー(PC標準搭載)


この程度のものでも「すげーよ!この立体感!音の広がりと共鳴、陰影…!」って感じさせてくれる音源って…。

本当にね、なかなか出会えないとも感じているので…。


DIR EN GREYに興味があるというのではなくても、音楽ファンだったり、オーディオファンにも聴いてもらいたいな、と思っています。


ということで(?)曲別の感想も残しておきます。


01. 軽蔑と始まり

先行して、ライブでも演奏されていた曲です。

その時はタイトルは知らなかったんですけどね。ボーカルの京くんが「今回のアルバムの中で一番好きな曲」のように言っていたようです。


1曲目から攻撃的というか、疾走感がすごい…!


この曲に限らないんですが、今回のアルバムの曲は3分程度の曲が多いんですが、それでも「何でこんなに疾走感があるのに、こんなに展開が多いの?」と思うくらいに、一気に駆け抜けるような「勢い一発」みたいなものではないのが、本当に凄いなって思うんですよね。


あと、この曲では中盤で聴こえてくる、タムとベースの絡み、かなりカッコいいです…!


その後に鳴って来るギターの音、この音が絡み合って出てくる空気感、とっても金属的というか(伝わるかな、これ)、冷たいけど綺麗な光があるようにも思えて…。

一瞬でも自分がいる世界とは違う、別の世界が見える感覚がありました。


02. Devote My Life

こちらも先行して、ライブでも演奏されていた曲です。

ギター2本が高音域で、ちょっとノイズ的に鳴っているリフがカッコいいなー、とライブの時から思っていました。

それは、リフもそうなんだけど…。

こんなノイズ的なものなのに、ギターの薫さんとDieくん、2人のギターのコンビネーションが抜群だなって感じたからなんですよね。

彼らは本当にギタースタイルが「真逆」とまで言わないけど、それに近いくらいにプレイスタイルなども違う人同士なんですよね。

そんな彼らが「ピッタリと息が合っている」というのが、とにかくカッコいい…!

さらに、そんなにタイトなリフでもなく、ルーズさがないと「カッコ悪い」とさえ感じるリフだからこそ、それが「合っている」というのが本当にカッコいい…!


あと、これもドラムの手数(音数)が多いので、CDプレイヤーで聴いた時に「あれ、音飛びしているノイズ?」とさえ感じてしまったけど、ギターの音も含めて。

そのノイズ的な「うるさい」とか、「耳障り?」のように感じるものでも、音を構築して、こちらが油断するのを許さないような(笑)、「え、今の何…?」と感じて気にさせるような、そういう音作りは本当に「ずるい」って思うんですよね(^-^;


03. 人間を被る

先行して発売されていたシングルのタイトル曲です。

このシングルくらいから、サウンドアプローチがちょっと変わっていったんですよね。

音の広がり…「四方八方」のような、ステレオなのにサラウンドのような音の広がり方だけじゃなくて…。

やっぱり「立体感」という表現に含まれてしまうんだけど、奥行ではなくて、縦方向の「深さ」というものを感じるようになったというか。

天井に向かって「広がっていく」のではなく、「出したままの太さで天井に届く」かのような「深さ」を感じるなー、と。

アルバムでは、そのサウンドがさらに「進化」というか「深化」したようにも思えているのと、ボーカルの京くんの歌のパワフルさがとにかくすごい…!

もう彼の場合「声を枯らして」というレベルじゃなくて、体の部位じゃなくて「身を削って」という、全身で表現している気がします。

これをライブではなく、音源でもリアルに感じさせてくれるような響かせ方に感じて、歌詩(DIR EN GREYの場合、「歌詞」ではなく「歌詩」という表現をします)の内容同様、自分の内面の激しさが外側に出ようと、もがいているような様子にさえ感じました。


04. Celebrate Empty Howls

3拍子の軽快なリズムが聴こえてくるので、一気に世界観が変わるように思えました。

これは、ドラムの音の響き方がなかなか個性的だなぁって思うのと、ギターやベースもシンプルながら、動きはかなりありますよね。

そして中盤から印象が変わってきますが、ボーカルの京くんの高音、すっごいなぁ…。

その直後にデスボイスっていうのも、「どんな喉してるんですか?」って思えてしまいますよね(^-^;

そこから歌い方が変わるだけで、こんなにも序盤とは印象が変わるのね、という…。

気づいたら軽快なリズム、少しでも感じた明るさなんて、気づいたらなくなっていて、気づいたら、最初に立っていた場所とは、全く違う世界に来ていたかのようで、「やられたな…」って思うんですよね(^-^;


05. 詩踏み

これも先行して、2年前にリリースされたシングルのタイトル曲。

その時のシングルとは全くサウンドが違うんですよね。

よりアグレッシブになっているし、各パートの楽器の鳴り方がハッキリしている中、ブレイク部分での薫さんのギターの音の広がり、響かせ方は油断していたら「ハッ」とさせられるくらいで、不思議なんだけど、この時の薫さんの音が、ライブの時に前に出てくるよう、音だけでも一歩前に出てきているような感じなんですよね、全体を背景として。

先ほどの「人間を被る」では「深さ」という立体感を感じたけど、こちらでは「奥行」という立体感を感じるというか…。

もうね、本当に音の立体感がすごいなって思うんです、どの曲でも…!


そして全体を通して楽器隊、特にリズム隊の安定感が抜群だと思っているんですが…。

この曲「詩踏み」では、

安定した広くどっしりとした楽器隊の大地。

そしてどこまでも無限に広がっていく、京くんの歌。

京くんの歌は、まるで大地から見た大きな空に浮かぶ、力強い雲のような…。

見る人が見たら「あれはドラゴン、龍神だ」と言わんばかりの動きのようで、スケール感がすっごいなぁ、と感じた曲でした。


06. Rubbish Heap

リズムの跳ね方が気持ちよい始まり方をしていて、比較的キャッチーな曲に感じるんですが、そのリズムの跳ね方の気持ちよさって、どう考えても弦楽器隊の動きの多さだなって。


そしてキャッチーに感じていたのに、中盤から「ゲリラ豪雨」のように、全く風景が変わってくるような轟音が入ってきて…。

「何、只事じゃないわよね」な印象から「え、いつの間に曲が変わったの?」って勘違いしちゃいそうになるくらい、短い曲なのに展開がたくさん含まれていて…。

本当にゲリラ豪雨みたいに、一瞬にして土砂降りになったかと思ったら、一気に晴れ上がるかのような、目まぐるしい展開を感じる曲だなって思えました。


絶対にこの曲、弦楽器隊、大変だと思うよー(笑)!

なのでライブでぜひ見てみたいです…(笑)!


07. 赫

わーーーー!!

もぉぉぉ、Dieくーーーーん!

(DIR EN GREYのもう1人のギターで、この曲の原曲者)

とってもDieくんらしい曲で嬉しい…!!


DIR EN GREYはこういう「日本人だからこそ出せる、哀愁とワビサビ」がある曲を、ゴリゴリのサウンドでやってくれて、儚さと力強さの共存がある、それが不自然ではなく、それぞれがしっかり輝いていることが、本当に好きなんですよね…!


多分ですが、DIR EN GREYではないバンドだったら、「詩踏み」「人間を被る」よりも、こっちの「赫」をシングルにすると思うんですよね(^-^;


でもそうじゃないからこそ。

この曲の美しさ、輝き、バンドの底力や多彩な表現力が際立つようにも思うんですよ。


薫さんも日本人らしい儚さと力強さの共存がある曲を書くと思っています。

でもやっぱり…、二人のその音での表現、曲での表現は違うんですよね。

それでも日本語としては「儚さと力強さの共存」になっちゃうのは、私のボキャブラリーのなさにも起因しているとは思うけど…。


言葉で理解するよりもサウンドで。

頭で理解するよりも、耳で、感覚で。

その違いを感じて欲しいな、って思うので、ぜひ、アルバムを買って聴いて下さい(笑)。


それでもあえて、無理矢理に言葉で表現すれば。

ギターのお二人の「儚さと力強さの共存」があるような曲の違いとして。

薫さんの曲には「繊細さ」「脆さ」があって。

Dieくんの曲には「哀愁」があるように感じてます。


08. Values of Madness

この曲も先行してライブで演奏されていました。

思えば、この曲が一番ライブに近い状態でサウンドが聴こえてくるように思います。


ライブで聴いた時に、「Withering to death.」に収録されている「Machiavellism」と曲の系統が似ているように思えて、その原曲者はベースのToshiyaさんなので、「彼の曲かな」って予想していたのですが、やっぱりそうだったみたいです。


それと、薫さんが去年に次回作(今回のアルバム)についてのインタビューなどの中で…。


「『Withering to death.』に近いのかなぁ」


と言っていたことがあったのですが(短期間で撤回されましたが/笑)、多分この曲はこの発言の時期に形が見えて来ていたものだったのかな、とも思いましたが…。

どうなんでしょうね(^-^;


この曲は、ギターのR&R的なリフが最高にクールで、ギター2本の音の響かせ方が好きですね。ライブで聴いた時にも「GROOVEが気持ちいいな」って思っていました。


ここ近年、富にギターのプレイスタイルが違う、薫さんとDieくんのギターのコンビネーションの良さが際立っているように感じているのですが、その良さを感じられる曲だとも思っています。


09. Downfall

前の曲で、ちょっと気持ちの良い、ゆっくりした気持ちで寛いでいたら、いきなり「全速力で走れ!」と言われたかのような疾走感がすっごい曲が始まるので、ビックリします(笑)。この曲、絶対に楽器隊大変だって。特にベース…(^-^;


でもライブでは相当盛り上がりそうな「暴れ曲」の1つになるんじゃないでしょうかね…。


この曲、2分49秒という短さなんですけど…。

その中でこれだけ展開が多いって、どういうことなんだろうか…。


秒刻みで見せてくる姿が変わる。

でも早着替えとかじゃないんですよね。

しっかりとした軸はあるけども、それこそ、照明だったり、映像だったり、そういうものを当てて「見せ方」を変えているかのようなことを、音楽で表現しているかのようで。


曲の速度という意味での疾走感だけじゃない、展開の多さでの疾走感も半端じゃないな、という印象が強い曲です。


…本当絶対にベースは特に大変だと思いますよ(^-^;

でもライブでの期待がすっごく高い曲だと思うので、ファンは手加減しないでしょうね(笑)。


10. Followers

これが私の中では「薫さんが原曲を持ってきた、儚さと力強さの共存がある曲」の1つですね…!

彼が感じさせる繊細さは本当に大好きで…。

とても力強い男性の中に秘めた脆さが出ているようにも感じていて…。


私から見た薫さんは(ブロマガなどからの印象です、念のため)…。

「実はとっても繊細で傷つきやすい人。

 傷、痛みに敏感だからこそ、他人や周囲に優しく、思いやりがかけられる人」

な人ので…。

私が感じ取っている薫さんらしさが、こういう曲に反映されているようにも思うんですよね…。


この曲でのイントロで聴こえてくる音も、まるで「泣いている」かのようで、脆さや繊細さがありつつも、実はそこに内包されている、苦しさや叫びを感じるんですよね…。


サビでの京くんの高音も、「よくそんなに突然、そんなキーが出るよね…」と思えてビックリするけど、彼の高音にも「繊細さ」を感じるので、グっとくるんですよね。


そしてこの曲…。

何よりもギターソロがね…、ギターが「泣いている」っていう雰囲気が強すぎて…。


今私はDIR EN GREYが本命ですが…。

様式美メタルがすごく好きなんですよね。

あと、高校生の頃はRAINBOWやDEEP PURPLEが大好きだったんです。

だから、こういう「泣きのギター」には本気で弱い(苦笑)。


もう、良すぎて勝手に涙が出てくるレベルです…!

「いいから、とにかく聴いてくれ…!」って言いたくなっちゃう曲ですね。


11. 谿壑の欲

何て読むんですか(^-^;?(「けいがく・の・よく」て読むみたいです)


出だしの時に「あれ、またバラード系なの?」って思ったんですが、「いや、絶対にこれはそうじゃないぞ…」と思わせてくれる、不穏なギターの音が聴こえてきて…。


そしてお約束的にスピードメタルに行くのかな、って思ったら、一瞬にして思いっきり重たいだけの、むしろスローなヘヴィチューンに移行していく。


で、振り返ってみると、最初からリズムは実は変わってないっていうの、本当にすごいなって思いますよ…。


再びスピードメタルのような様相を見せる時でも、しっかりと弦楽器隊は勢い、スピードだけじゃなくて、細やかに音を止めていたりもして、これも「絶対に演奏していて大変だろうな…」と思えますね(^-^;


そして、この終わり方…!

歌詩もそうですけど、「え、こんな終わり方なの?」と、私の中ではDIR EN GREY史上、最高に気持ち悪い(褒めてます)、意外性しかない終わり方で(笑)。

何だか「置いておかれたぁ…」みたいな感覚があって、これも「またやられた…」という悔しさがあって…。

それもまた、ファンとしては嬉しいんですけど(笑)、やっぱり悔しいなぁ…!


12. 絶縁体

今回、私が一番「これは面白いなぁ…!すっごい曲が出てきたぁ…!」と嬉しくなったのがこの曲ですね…!この曲だけ7分20秒という、長い曲。


あ、私、基本的に(?)「長い曲」って好きなんですよね。

今回も気づいたら、自然とこの長い曲、「絶縁体」が一番気になっていました(^-^;


「The Insulated World」の収録曲は先述のように3分~4分程度のものが多く「こんな終わり方するんですか…!?」みたいなものが相変わらず多いんですが、これはむしろ逆で…。


「ここで終わらないんかい、続くんかーい!」


みたいなのが何回もある(^-^;

こういうパターン、今までになかった気がするんですよね。


何でしょうね、今までの楽曲でいきなり終わって放置された気分になって、それに慣れてきたら、今度はなかなか離してくれないで、「えー、そうなの?」って思った瞬間、「え、こんな終わり方なんですか…」な、終わり方が待っているという…。


「実はあの人、ツンデレだったのかなぁ」って思っていたら、普通に「ツン」しかなかった、みたいなオチですよ、これ…、切ない(何の話なのか…)。


あと歌詩で何度も「信じること」と出てくることが印象的です。


あと、中盤のギターソロのワウの音のエグさというか、いい意味での、すっごくいい意味での気持ち悪さ、最高です!!

そしてこの曲でも2本のギターのコンビネーションは本当に圧巻だし、薫さんのギターのザクザク感は、本当に震えるほどカッコいい…!

ヤバイですね、このカッコよさ…!

そして…、展開が本当に凄いんですよね…。

目まぐるしい世界に引き込まれて、ただ立ち尽くししかないかのような状態にいるように感じました。


13. Ranunculus

この曲も先行してライブで演奏されていたり、Promotion EditのMusic Videoが8月~9月に開催されていた「WEARING HUMAN SKIN」ツアー中盤、8月23日国際フォーラム公演からライブ終了後に上映されていた曲です。


私たちファンには、「The Insulated World」が垣間見えて来たもので、「どんなアルバムになって、どの位置にこの曲が来るのだろう」という期待がリアルになってきた曲だったと思います。


この曲単体でも、本当に綺麗な世界で感動できるのですが、メンバーからは「この曲1曲だけで聴いた印象と、12曲を聴いた後、最後にこの曲を聴くのでは、印象は全く違うだろう」という予告?予想?がありました。


それでも私は「自分の感じた感覚が全て」だと思っているので「そんなもんなのかー」としか思っていなかったんですよね。


先行して上映されていたMVがこちら。

ぜひ見て下さい。

私はこのMVを見た時に思ったのが、「くるみ割り人形」の女の子が見た夢の世界の様子みたいだなっていうことでした。


特にギター2人の王子感がすごい…!

薫さんが黒い衣装なので「鋼の王子」で、Dieくんが白い衣装なので「白の王子」のような、ファンタジーの世界のような映像だなって。


ボーカルの京くんは、その世界を実は支配している、トリックスターのような存在だなって。

とにかく幻想的できれいな世界だなっていうのが私の印象でした。


でも…。

「The Insulated World」の最後の楽曲として、この「Ranunculus」を聴いた時の印象は…。


人類滅亡間近にもなるような、人類大戦争や宇宙大戦争のような、SFのような大きな戦争が起きて、生き残ってしまった人が見た世界のような…、希望と絶望が入り混じった…、むしろ絶望が大きい中で、希望を見つけていくしかないというような…。


MV冒頭にも映っていて、「The Insulated World」の中ジャケットにもある「バベルの塔」。

正にその世界…。


「The Insulated World」の収録曲があって、「Ranunculus」がこの位置、ラストにある意味というかメッセージ性は…。


実はすでに先行して上映、Youtubeで公開されていたMVで提示されていたんだな、ということも含めて、本当にこのバンドはやることが「粋」というか「憎い」というか、やっぱり「ズルい」んですよね(笑)。


最初からばらすなんて、今までなかったもん(笑)。


本当に油断ならないし、面白いバンドだと思いますよ、DIR EN GREYは…!


「映画を見ているような音楽を作りたい」


私がDIR EN GREYが好きになった、大きなきっかけの曲、アルバム。

それは、2000年9月にリリースされた「MACABRE」というアルバムで、その中に収録された、アルバムタイトル曲でもある「MACABRE」。

この曲を聴いて「何だこの曲…!この世界観はすごい…!」と感動したことに始まっています。


私が彼らを知ったのは、そのアルバムリリースから数ヶ月後、多分2000年11月とか12月とか、それくらいでした。


「どんなライブをやる人たちなんだろう」と気になって、調べてみたら、たまたま「TOUR 00>>01 MACABRE brain gain(er) brain drain(er)」のツアー中でした。


それで「一番近いところでいいや」と、住んでいる県でもある、神奈川県民ホールでのライブのチケットの販売状態を見たらまだ購入可能で、しかも土曜日だったんですよね。


なので「あ、これは仕事に調整をつける必要もないし、遠くに行く必要もないので行ってみよう!」とチケットを購入。


この日のライブは私が大好きな曲「MACABRE」で始まったんですが、「え、いきなり1曲目でこんな難しい曲をやるんだ…!」と度肝を抜かれました。

でもまぁ、あの当時、正直DIR EN GREYの演奏力は微妙でした。


でも、それは…。

見ているだけの私たち以上に、本人たちがよく分かっている気がしました。


「表現したい世界が表現しきれない」


という、彼らなりの強いジレンマのようなものがあるじゃないかなって感じていました。


そんな時…。

何かの雑誌のインタビューだと思うんですけど…。

メンバーの誰かが言っていた言葉があって。

もうすべて「覚えてない」っていうのもアレなんですけど(^-^;


私には今でも印象的なものになっているんですよね。

それは…


「映画を見ているような音楽を作りたい」


のような言葉でした。

本当に、演奏が微妙で「下手だなぁ…」って思うことも多かったんですけど(笑)。

それでも私は…。


彼らの持つ「勢い」だったり

真っ直ぐと先を見据えているかのような…

しっかりと自分たちが目指したい先だけを見ているような力強くも感じる方向性と、

自分たちを諦めない強さがすごく好きだなって感じていたので…。


「このバンドなら、いつか必ず、音楽で映画を見せてくれるんじゃないかな。

 そしてその映画を、私は絶対に見たいんだよね。」


なぜか自然に、そう思えたんですよね。

その言葉を信じて彼らに着いていこうと決めて…。


とっても感動したのが、私が大好きな曲、「MACABRE」が2013年リリースのミニアルバム「THE UNRAVELING」のDisc 2で再構築された状態で収録されたものを聴いた時でした。


「やっと、やっと…、映画が見えてきた…!」


そう思えて、本当に嬉しかったのと、本当に素晴らしい楽曲で感動もしました。


でも…。

正直、楽曲での「映画」を見ることは出来ていたけど、アルバム全体として…、それを1つの作品として見た時には、まだ「映画」を見た感覚ではなかったんですよね。


ここまで書けば分かると思うんですが(笑)

やっとやっと…!

この「The Insulated World」で、アルバムとしての映画が見れた気分になれるんです、通して13曲を聴くと…!


とってもスリリングで、ギミックがたくさん詰まった…、

予測不可能で、そして何度見ても「え、このシーンにこんなことが…!?」と感じさせてくれるような、飽きることのない映画…!

そんな映画を見せてもらえたような気分になりました。


「映画を見ているような音楽を作りたい」


このバンドのこの言葉を信じて、しっかりと私なりに着いていって、本当に良かったなって、「The Insulated World」を聴いて強く感じました。


でも…。

まだこの楽曲でのライブを見てないから(笑)、まだまだ「映画」は続くはずです。

そしてまた数年後には、別の映画が待っているはずです。


「The Insulated World」は1つのゴールに見えて、これからが新しいスタート。


「The Insulated World」という「閉ざされた世界」の先には…、無限に広がる可能性があるのかもしれない。


その「閉ざされた世界」へ続く新しい扉。


扉の向こうから見たら、今までいた世界こそ、もしかしたら「The Insulated World」なのかもしれない。


そんな風に、いくらでも想像(なのか、妄想なのか)をさせてくれる

そんなすっごい作品に出会えて…。


ずっと彼らのファンでいて、本当に幸せですし、良かったなぁ、と感じています。


おまけ

すっかり忘れるところでした。


インストアイベントにて、私がジャケットにサインを入れて頂いたのは(実は上記の私の感想に名前が一切出てこなかった)ドラムのShinyaさんでした。


サインの時に、少しだけお話をさせて頂きました。


私「今日、実は誕生日なんです…!」
S「あ、おめでとうございまーす!」

私「そんな今日に、楽しみにしていたアルバムが聴けて…! 
 もう聴いたんですけど、(興奮状態での早口での感想)、

 何度でも、何度でも聴こう!って思って…!」



S「あ、ありがとうございます…!」


私「あ、あと…。Shinyaさんって…。

 セカオワのSaoriさんに似ているって、言われませんか?」

S「え、あ、あー…。たまーに、たまーにですけど、言われますよ…?」

私「あ、あー!やっぱり言われるんですね…!ありがとうございました!」

(実は最後のことが一番聞きたかったことだった…/苦笑)



お誕生日ということを、しっかり聞いて下さっていたようで、ローソクが描かれていました。


が、現地でお会いした、いろーーーーんなファン友達には…


「バースデーケーキのローソクというよりも…。

 八つ墓村みたいで…」


と言われたました…(^-^;

もう、そうにしか見えなくなってきています…(^-^;


ちなみに、ShinyaさんとSaoriさんが本当に似ているのかどうかは、それぞれご自由に各人の画像を見つけて比べてみて下さいm(__)m


ということで改めて。

「The Insulated World」、ぜひお手に取って下さい…!


そして、薫さん発行のブログマガジン。

TheThe Day」トップページ

TheThe Day Vol.62」(無料配信号。Magazineページから、当該号を探して下さい)

ぜひ、ご登録やバックナンバーのご購入を…!


ということで、長くて大したこともない文章にお付き合い頂いて、ありがとうございました…!


そして、ファンなんて、好きなバンドのボランティア広報でしかない、頼まれてもいないのに、勝手に熱い宣伝をすることで自己満足しちゃう生き物なので(笑)、宣伝の嵐になってしまっていることをお許しいただければ幸いです。


I Love Rock'n Roll

DIR EN GREYを中心に、沢田泰司さん、聖飢魔II、洋楽も含めて中学生の頃から大好きなハードロック/ヘヴィメタルについて、備忘録的なライブレポートやCDレビューなど、大好きな音楽に関係する話をしています。