TAIJIさんの月命日によせて

元Xなどのベーシスト、TAIJIさんこと、沢田泰司さんがご逝去されたのが、2011年7月17日。

本日、3月17日の月命日によせて、最近感じていることを、つらつらと書いてみようと思います。

私はTAIJIさんが亡くなって2年経った2013年に、TAIJIさんの奥様が旗揚げされた、サイパンでの死亡事故についての再検証要望の署名活動の情報拡散として、チラシ配布活動に協力をしていました。

そこで知り合った友達と一緒に、今はファンだけで活動していこうと、以下の活動を立ち上げました。

まぁ、私設ファンクラブですよね。


TAIJIさんは色んなバンドに参加されていたし、色んな音楽性を持つ方なので、曲名などに捉われたくなく、TAIJIさんそのものを表すような名前にしたくて。

それで「TAIJIさんは雨男だったんだよね」と思い出して「Rainbringer」という名前にしました。


でも、なかなか思うように運営もできずに、活動に期待をして下さっている方々には申し訳なく、心苦しい点もあって、毎回謝ってばかりのように思えています。


現在の状況

私と一緒に活動をしている友達は、お子さんが2人いて、私も一緒に遊んだことがあるのですが、上の子が発達障害なんだそうです。

もう1人、お手伝いで入ってくれている友達もいるのですが、彼女のお子さんも発達障害。

彼女たち自身の環境も、いろんな側面から決して余裕がある状態ではないのですが、本当に「気持ちだけ」で動いているという感覚です。

そんな中での活動なので、「私がしっかり頑張っていかないと」と思っているのですが、実は私もここ半年くらいから、母親の介護生活が突然始まりました。

最初は認知症ではないか、と心配になり、病院に連れて行って、「内科的要因が認知症とされるものと混同する症状を出すこともあるので」と、様々な検査をしたところ、認知症だけではなく、肝機能障害、糖尿病も発見されました。


介護と通院、不自然な行動に振り回されて、当時の派遣社員での仕事に行けなくなってしまい、一時期無職になってしまったり、それでもどうにか見つかった派遣先でも、また同じようなことが起きる寸前だったのですが、介護保険の申請が下りて、訪問介護などに入ってもらえることになり、親戚も協力してくれているため、どうにか平日に仕事も続けられるようになりましたが、家事という負担が一気に来たり、土曜日に病院があれば通院同行や、病状に応じて介護プランの再構築などなど、母の生活のための対応が多くなり、使える時間が一気に短くなってしまいました。


それでも私たちは「やめよう」という話をしたことはなく「何が出来そうか」「やりたいことはないか」を探してはいます。

自分たちの生活、家族を守ることを優先すると、タイミングがいつもなかなか合ってくれない。これがとてももどかしく、そしてやっぱり申し訳ないなぁ、とも思っています。


TAIJIさんへの想い

それで…。

TAIJIさんの奥様が2015年に出された「TAIJI」に書かれていたことを、色々思い出しました。

TAIJIさんご自身も、様々なご病気と闘われていて、友美さんがそれを支えていたこと。

とにかく、根底には「生きる」ということと「愛情」ということがあるように私は思えていました。


時々、X JAPANのライブだったり、映画「We Are X」もそうなんですけどね…。

いっつも思うんですよね「何でTAIJIさんがいないんだろうなぁ…」って。

いてもおかしくなくて、私が大好きだったXには、いつもTAIJIさんがいたのになぁ、って。


でも、本当に…、署名活動の情報拡散に協力していた時には「私たちには何が出来るのか」「もっと多くの人に知ってもらうには…」「発言で不用意なことを言わないように、何に注意を払って、どうやって発信していけばいいんだろう…」など、と、とにかく事件のおかしさを伝えたい、知ってもらいたいことに必死だったんで、TAIJIさんが亡くなってしまったこと、ステージにその姿がないことに対して「素直に泣くことが出来た」というのが、私は本当に…、ここ2~3年なんじゃないかなって思えているんですよね。

やっとやっと、泣くことが出来て、やっとやっと、「寂しい」「悲しい」って思えるようになれたことが…、変な表現だけど「嬉しい」というか、開放された気持ちになったというか(苦笑)。

ずっとずっと「泣いている場合じゃない。同情を得る以上に理解を得たいんだから、冷静に話を伝えていけるようにならなきゃ!」って思っていたから、泣くこと、悲しむことも後回しにしてきたので、「泣ける」ということが、私には嬉しいんですよね、変な話ですが(苦笑)。

「いない」と認めざるを得なかったからこそ、一生懸命に協力してきた署名活動の拡散だったはずなのに、「いない」と素直に認めた瞬間、寂しくて悲しくて、辛いっていう。

それでも…、雑誌のインタビューでも何でもいいんだけど、YOSHIKIやToshI、PATAの3人から「TAIJI」という言葉が出ると、ライブの大型ビジョンに「TAIJI」という5文字が出るだけで、それを見ただけで、いっつも大号泣っていうくらいに、「いてくれる」ことが嬉しくて、また泣いてしまうっていう(苦笑)。


そして、4月には「X JAPAN 復活10周年記念 X JAPAN LIVE 2018 アメリカフェス出演直前 PREMIUM GIGS 〜YOSHIKI 復活の夜〜」がありますね。


去年の夏、TAIJIさんのお誕生日には大阪で、ご命日では横浜アリーナでのライブを敢行。

そして去年の紅白歌合戦でドラムを復活。

きっと天国でTAIJIさんも「無理するな、って言っても、無理するんだろうし、俺でもそうする」って笑っているのかもしれないな、って思えています。

私はライブには行かれないんですが、ライブビューイングには行かれるかな?って思っています。

本当にここ最近は派遣でのお仕事も忙しいのですが、水曜日なら定時上がりできそうだし、会社からそれなりの近場の映画館でのチケットが取れれば、行かれるかもしれない…!

メンバーの口から出る「TAIJI」という言葉、スクリーンに出るかもしれない「TAIJI」という文字だけのためでも、行きたいなって思っています。


やってみたいこと

本当なら。

「上記のライブビューイング、ご一緒しませんか!?」などの企画も立てられるのですが、現状、私自身が本当に行かれるのか、直前まで全く約束が出来ないんですよね…。


あと、TAIJIさんの生前のプライベート映像で流れたこともある、TAIJIさんが子供の頃によく行っていたという「矢切りの渡し」にも行ってみたいね、という話も出ています。

やっぱり千葉(松戸)から渡るべきですよね…。

そして、やっぱり、私たちにも家族がいますし、家族との調整をつけるのなら、「連れて来てしまえ!」と、お子さんだったりでも参加できたりするようなイベントでもいいのかな、って思っています。


富士宮の浅間大社に行った時には、お子さん連れの方もいたので、タクシーを使いましたが、私が子供の頃に連れて行ってもらっていた(ひいおばあちゃんのお墓が富士宮にあるんですよね)「奇石の博物館」に行って、宝石探しや、見たことがないようなキレイな天然石に、お子さん達も楽しそうに過ごしてくれました。

魚釣りが出来る居酒屋の「ざうお」に行った時にも、魚釣りに興じる子供たちは可愛らしかったです。


TAIJIさんは子供や犬や猫がお好きだったと聞いていますから、自分のファン同士の交流の中で、子供たちの楽しそうな笑い声があるのは、きっと天国にいるTAIJIさんに届けられる、ファンだからこそ、出来ることの1つでもあるように思えるんです。


ファンの交流としては、食事会だったり、ライブで集まったりなどでもいいんですけど、同じ世代だからこそ、同じような境遇だからこそ、話せる相手がいたら嬉しいこともあると思うんですよね。


ツイッターアカウントをフォローして下さる方々には、精神的な疾患を抱えて、日々を闘いながら過ごされているような方も多いような印象があります。

私も精神的な疾患を抱えていた時期もあるし、しっかりと向き合って治療をしてきて、でも最終的にはカウンセリングを受けて、快方に向かいました。

が、本当にカウンセリングって保険効かないし、カウンセリング貧乏になるくらいに私はお金を使うほど(苦笑)、いろんなカウンセリングだったりで、自分を癒し、育てて来たけど、「限界あるよね、お金にも…」となっていきました。


なので「これ以上、お金を使えないようにすればいいんだ!後払いなんて、強制的に無理にすればいい!」と、自分からクレジットカードをブラックにしてもらえるように、債務整理を法律事務所にお願いして、それでもお金をどうにか工面して、「カウンセリングが受けられないのなら、自分がカウンセラーの勉強をして、セルフカウンセリングをしていけばいい。そして時が来たら、カウンセリングの知識を活かして、色んな人たちの気づきになれるようになれたら」と思うようになり、仕事をしながらカウンセラースクールにも通いました。


正直、重度の精神疾患を抱えている方、投薬治療をされている方には、カウンセリングが逆効果になることもあるので、主治医の許可なしに、何かを提供することは出来ませんが…。


それでも「どういう気持ちで治療をしたのか」など、誰にも聞けないけど、聞いてみたいことを、貸し会議室など、誰にも話を聞かれないような場所で、同じ辛さを抱える人たちで集まって話したりも出来るように思えるんですよね。


TAIJIさんだって、精神的な疾患を抱えていらしたようですから、やっぱり「痛み」は分かってくれると思いますし、その「癒し」を求めたい気持ちも分かって下さると思います。


そして精神的な疾患って投薬はどうしても「対処療法」でしかなくて「根本療法」となると、カウンセリングということは多いのですが、継続しないと効果が出ないカウンセリングでも保険が適用されなくて、体がしんどいから仕事も出来ないし、経済的にも困っているけど、続けられなくて…、などの、環境の辛さも、正に直面しているので(笑)、大変さも理解できるつもりでいます。

それでも元気に私は過ごせているので、「まぁ、頭の悪いお気楽な人がいるのね。こんな人でも生きていけるのだから、私も大丈夫かも」くらいの見本になれても嬉しいって思っていますしね。

お友達やご家族がそのような状態で「どう対応すればいいんだろう…」と困っている方々にも情報提供の場に出来る可能性だってあります。


きっとTAIJIさんはもっと生きたかったでしょうし、多くの人に囲まれて、楽しく過ごしたかったと思うんです。

とっても淋しがり屋だったように思えるんでね、TAIJIさんは。


そのTAIJIさんが生きられなかった分まで、私たちは生きましょう。

どうせ生きるなら、楽しく生きましょう。

それがTAIJIさんのファンという共通点で実現できたら、本当に嬉しいって、私は思っています。

それが私たちにできる、TAIJIさんへの恩返しなのかな、って私は思っていたりもしますので、ご賛同頂ける方は、ぜひご協力下さい(色々と積極的にご参加下さい)。


なかなか私たちの環境の関係で、行動化することが難しいことも多々ありますが…。

TAIJIさんの持つ、様々な共通点で、多くの人たちが関われる場所になっていきたい想いは変わらないですし、そういう場は私たちだって「欲しい」って思っているからこそ、諦めずに「成し遂げたい」って思っています。

本当に、進みが悪くて、言葉だけになってしまう結果になってしまい、申し訳ないなって思います。

(でも、「出します」って言いつつ、もう20年近くアルバムが出ていないバンドもあるので…/苦笑。そこは似せたらダメですけどね/苦笑)


改めて。

こちらがFacebooページで…

こちらが、ツイッターアカウントです。

ご興味を持って頂いたら、のぞいてみて下さい。

SNSやネットを使った方法なら、こちらで都合が付きそうな時間を活かして行けますので、ぜひ、ご協力をお願いいたします。


「こういうこと、いつかやって欲しいなぁ!」というリクエストも、お気軽に送って下さいね。


あ。

ちょっとしたご相談レベルなら、実はDMなどでいろいろ頂いていますよ。

「TAIJIさんに憧れてバンドを始めたいんですが…、バンドの宣伝、メンバーを集めるには、どうやればいいんでしょう?」とか、「TAIJIさんのお墓参りに行くことについて、どう思われますか?」とか。

お返事はどうしても「気づき次第」になってしまいますが、しっかりと短いやりとりで済むようなものであれば、こちらなりに回答しますよ(^^)

(申し訳ありませんが、雑談レベルと見なすような内容には返信しかねますので、ご了承下さい)


ということで、今日も明日も、しっかり生きる。

TAIJIさんの月命日は、そんな想いを改めて持って行く日にしたいな、と思っています。



I Love Rock'n Roll

DIR EN GREYを中心に、沢田泰司さん、聖飢魔II、洋楽も含めて中学生の頃から大好きなハードロック/ヘヴィメタルについて、備忘録的なライブレポートやCDレビューなど、大好きな音楽に関係する話をしています。